大きい。
早崎・浜の港に止めた車を動かそうとして視界に入ってきた。
有明海を通る大型船は、その大きさからすると狭い幅4.5kmの早崎海峡を必ず通過する。
もっと船の往来が激しかった頃はすれ違いも大変だっただろう。
野向経由で戻ろうとした予定を変更し、浜地区を早崎灯台まで追いかける。
大きな船が通っているのを見るとワクワクしていた子供の頃の記憶を思いだす。
繁栄していた頃の口之津港の沖には、大型船が沢山停泊していたと聞いたことがあった。
口之津の歴史の本を開いてみた。
明治時代は三井三池炭鉱の海外積み出し港として繁栄を遂げた口之津港。
三池炭鉱の石炭を海外に積み出すには、三池港は遠浅で干満の差が大きく大型船は入れない。
明治9年には、三井物産は小型船で口之津港まで搬送し、一端荷揚げして沖合に停泊する大型船に積み替えて輸出する方法を採用した。
輸出量の増大とともに、明治11年には長崎税関口之津支署が開設され、口之津港から直接海外への輸出が許可された。
明治29年には輸出入港として港として許可されると、口之津港は三井物産の炭鉱運搬船や外国船が港を埋め尽くした。原田建夫先生の論文「三井と口之津」から抜粋。
大型船から地元の歴史を調べたくなった今日の夜でした。
そういえば、そろそろ口之津開港450年記念イベントから一年が経ちます。
口之津港の歴史や文化が人々の心に残っているといいなと願っています。
後で調べたら、この船は川崎汽船株式会社 CAPE DREAMなんじゃないかと思われます。
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